第十一号作成終了

数か月前までの肩書きは、「会社員」「プログラマ」「SE」あたりだったが、現在の肩書はなんだろう?やはり「無職」だろうか。とはいえ生活している以上、収入を得る手段があるはずだし、寝たきりでもなければ何かはしているだろうから、「無職」以外にも名乗れるものがあるはずだ。僕の場合、収入の割合から言えば「個人投資家」(非常に胡散くさい)だし、時間の割合から言うと「提督」を名乗らなければならない。ここ数週間、裁断作業の進捗が上がらなかったのは、リランカ島攻略を目的とした第十一号作戦を遂行していたためである。

社会から隔離されて頭がおかしくなったわけではない。ブラウザゲーム「艦これ」の話だ。最近めっきりゲームをしていなかったのだが、1年ぐらい前から艦これを始めた。年に4回ほどイベントがあって現在(4/28~5/18)は2015年の春イベント「発令!第十一号作戦」が展開されている。

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ゲーム機はPS3とXBOX360を持っているが、使ってもDVDを見たりするぐらいで、ゲーム機としては使っていない。じっくり腰を据えてプレイする時間がないのと、ゲームをセットしてやり始めるまでの準備が面倒で、しばらくすると空白期間が出来てしまう。で、久しぶりにプレイすると、前回の状態を忘れていて何をすれば良いのか分からない。そんなソフトが何本も積んである状態だ。

じゃあ最近(でもないか)流行りのスマホのゲームどうかというと、グラフィックも操作も単純でなんだか作業させられてるみたいで、やったことが無い。老人には頭の体操としてよさそうな気もするが、脳のリソースの大半を仕事に持っていかれる僕には、スマホゲームに回せる余剰リソースはなかった。

そんな僕にフィットしたのが「艦これ」だった。まず遊ぶための準備が要らないのが良い。ブラウザを立ち上げて、サイトにアクセスするだけ。基本PCはつけっぱなしで、ブラウザも上げっぱなしなので、すぐに遊ぶことが出来る。

あとスマホで出来ないというのも個人的にはメリットだった。移動中や仕事中にはプレイできないので、やりすぎて他のことが手に付かなくなることが無いから。朝起きて、演習を5戦して、長めの遠征に出す。帰ったらまた演習、遠征をしつつ、クエストをこなす。大体1日2時間ぐらい。ちょうどいい息抜きになった。

ただ、ある程度ゲームが進んで、用意された任務(クエスト)も達成し尽くしてくると、提督の仕事はシンプルになる。イベントを攻略しているか、イベントに向けて資源を溜めているかのどちらかだ。そこに無限の時間が転がり込んできたものだから、かつてないほど資源は溜まり、イベントが開始しても資源が大量にあるから、ずっとプレイしている。イベントでは限定海域が出現し、そのクリアを目指すのだが、それ以外にもやらなければならないことがある。

艦これはその名の通り、娘をこれくしょんするのが主目的である。そして艦娘は戦闘に勝利することによってドロップし、イベントの限定海域でしかドロップしない艦娘もいる。イベントをクリアするのもしんどいが、むしろクリアしてからが真の戦いの始まりであって、数パーセントの確率でドロップされる艦娘を求めて出撃を繰り返すのである。

スマホのゲームは作業みたいでヤダ。と書いたが、あきらかに艦これのほうが作業ゲーとして上だろう。「俺はなぜこんなことをしているのだろうか?」と自問することも少なくないが、ランナーズハイというのかパンチドランカーというのか、廃人手前の感覚が心地よくもある。そして先日、ついに目的の艦娘を揃えることが出来、イベントから解放された。本当に「解放」という言葉が似合う。

暫くは艦これを離れて、裁断作業に復帰する予定。でも月曜のメンテでまた新しいクエストが追加されるんだろうなぁ。

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