アニメ「山田くんと7人の魔女」はエンジニアが好きそう

yamajo

原作は未読。週刊少年マガジンで2012年から連載中で2013年にはドラマ化もされたらしい。結構前からある作品なのか。アニメ以外のアンテナの感度はさっぱりな僕です。

山田くんと7人の魔女(1) (講談社コミックス)

テレビをリアルタイムで見ることは稀。アニメの新番組はしょぼいカレンダーの新番組一覧を元に片端から録画予約して、何話か溜った時点でまとめて視聴するという、出されるご飯をただいただくスタイル。山田くん~は第6話の夏合宿の話まで視聴済みで、今夜第7話がある。楽しみ。

ヒロイン達はそれぞれ特殊な能力を持っていて、文字通りの「魔女」なのだが、魔女というよりは特異体質といった感じ。発動条件がキスというのが男心が分かっている設定だ。ただ初めの方こそドキドキ感があるが、あまりにもキスシーンが多くて最近はただのトリガーにしか感じられなくなってきた。慣れって怖い。

タイトルから察すると7人の魔女がいるようだが、今は分かっているのは3人。

  • 白石うらら:キスした相手と人格が入れ替わる
  • 小田切寧々:キスした相手が自分の虜になる
  • 大塚芽子:キスした相手とテレパシーで会話が出来る

さらに主人公の山田はキスした魔女の能力をコピーして使用できるという(うらやましい)能力を持っており、人格や能力の「入れ替わり」という設定でいくらでも話が膨らませそうで、うまいこと考えたなぁという感じ。偶然見つけた超現象を体当たりと手探りで探っていき、だんだん能力の輪郭が見えてくるところが好き。ブラックボックスに対していろんなインプットを試み、アウトプットから内部の構造や条件分岐を類推するのが好きなエンジニア向けのアニメな気がする。

魔女3人と山田の能力が明らかになって、作品世界の仕組みもなんとなく見えてきたが、同じだけ疑問も生まれてくる。

小田切と大塚が能力を自覚したのはいつ?
白石はアクシデントにより山田とキスしたことと、人格入れ替わりという分かりやすい事象から能力に気づくのだが、他の2人はどうだったのだろう。キスするということは、一般的には互いに好きあっている状態だから、小田切の虜になるという状況は能力によるものか、本当に好きなのか判別が難しそう。お願いすればどんな無理難題でも聞いてくれる、とかがあって「これは普通じゃない」と気づいたのだろうか。もしくは小田切が一方的に好きだった相手が無理矢理キスしたら態度が一変したとかがキッカケだろうか?

大塚はもっと謎だ。能力的には気づきやすいが、そのキスの相手やシチュエーションが想像できないw。小田切と違いとても男性経験豊富には見えないので、山田たちのようにアクシデントがキッカケだろうか。大塚が登場した時からテレパシーのネットワークには鶴川・亀田が入っていたので、少なくともこの2人とはキスしているのだが、名実ともにモブキャラなので甘いエピソードは想像できないw。というか何故この2人とキスしたんだろう。サバゲ時の連絡手段に便利だから、あたりな気がするがそれでキスする?僕がウブすぎるだけ?

オカルト研究部の研究ノート
5話に登場した古めかしいノート。上下巻に分かれている割には、最初(最後?)の1ページしか使われてなかったり、能力2つだけ箇条書きにして下巻につづくとかキリが悪すぎだろw、と突っ込み所は多いのだが、生じた最大の疑問は以前から魔女が存在していたと思われる点。白石たちは生まれて死ぬまでずっと魔女なのではなく、(Fateのサーバントみたいな)生徒の中から何かの基準でそれぞれの能力を与えられた、期間限定の魔女なのかもしれない。

魔女同士はキスしても能力が発動しない
と6話でさらっと言われていたけど、いつ検証されたのだろう。原作にはあったのかな?

と謎はいくらでも出てくるが、妄想するのが楽しい。この辺は原作未読のメリットといえよう。今後明らかになっていくのか楽しみだ。

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