神代植物公園へ行く(かえで園ほか)

前回に引き続き神代植物公園。客の9割はバラ園に集中していたが、他にもつつじ、しゃくなげ、ダイア、藤、さくら、うめ、つばき、かえでなどのエリアがあり、1年を通して楽しめる。今回はバラ園以外のスポットをご紹介する。

かえで園

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バラフェスタで盛り上がるバラ園とは対照的に人がまばらなかえで園。5月らしからぬ日差しも程よく遮ってくれて一息つくには最高の環境だった。ここが盛り上がるのは半年ほど先になるが、初夏を感じられる青もみじもいい。

かえで園という名前だけど、もみじは植えてないのだろうか。そもそも「かえで」と「もみじ」の違いは何?と調べてみると、植物学的には違いがないようで、どちらもカエデ科カエデ属。そしてもみじの漢字が「紅葉」であるように、色が変わるものをもみじと呼ぶそうだ。

なるほど。色々疑問が氷解した。「青もみじ」はよく聞くけど「青かえで」に馴染みが無かったが、常に青いのであれば「青かえで」は確かに変だ(とはいえ検索すると「青もみじ」と同じくらい結構ヒットする。ただ画像検索にすると、結果が全然違って面白い)。また「かえで園」という名前もどちらもカエデ属の植物だからという理由なんだろう。植物園らしいネーミングだ。

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さるすべり・ざくろ園

こちらもシーズン前で青々しているうえ、かえで園と違って日光を遮るものが無く暑いためか人が2,3人しかいなかった。唯一花をつけていたのが天絞(あましぼり)という名のざくろ。最初は実が生っているのかなと思ったが実はつぼみだった。

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これが

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こうなって

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こうなるようだ

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最後はタコさんウインターに

その他

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品種は分からないが良い枯れっぷりだったので。青葉はみな同じような形をしているが、枯れると個性が出て面白い。こういう歳の取り方をしたいものである(意味不明)。

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タラヨウ。葉に傷がつくと黒く変色するため、「ハガキの樹」や「絵描き葉」の名で知られているらしい。

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いろいろラクガキされていて神社の絵馬を見ているようで楽しい。

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名もなき実。

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すごい咲き方をしているツツジ。ツバキの根本みたいで、咲いているというよりは空から花をばらまいたようだ。

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でもちゃんと咲いている。

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展覧会みたいなコーナーもあった。

まとめ

美術館は常設展であればほぼ1年中同じ内容だし、企画展にしても四半期ぐらいのスパンでの入れ替えだろう。しかし植物園は日々作品の入れ替えを行っているようなもので、1か月もすればまったく別の表情を見せてくれる。とはいえちょっと遠いのがネック。近ければ2500円の年間パスポートも検討するのだが。次は秋バラや紅葉の季節かな。もちろんぐるっとパスで。

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