東京都江戸東京博物館へ行く
ぐるっとパスを利用して東京都江戸東京博物館に行ってきた。
基本情報
アクセス:都営地下鉄大江戸線「両国駅」から徒歩約1分
開館時間:9:30~17:30(土曜日は9:30~19:30)(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、年末年始
一般料金:600円
所要時間:約150分
コインロッカー:あり(100円返却式)
写真撮影:OK
行った日:2015/6/18
感想
当日は雨が降っていたが、地下鉄の両国駅から博物館まで屋根付きの通路が伸びているため、濡れることなく行くことができた。1階のコインロッカーに荷物を入れる。常設展示室が5,6階には見た感じコインロッカーは無かった。入口(6階)と出口(5階)が分かれているからだろう。
5,6階と言っているが6階の面積はわずか。そのおかげで5階は天井が高いエリアが多く、当時の建物を再現するなどダイナミックな展示がされている。その点は「江東区深川江戸資料館」と似ている。
客層はお年寄りが多く、外国人や修学旅行生が続く感じ。
江戸ゾーン
6階の受付を通過すると、まず目に入るのが実物大に復元された日本橋。頭上を高速道路に遮られている現在の日本橋よりも解放感がある。
日本橋を渡ると江戸の町並みや江戸城、大名屋敷を模型で再現している。江戸の町並みには精巧な人形が数多く配置されていて、備え付けの双眼鏡で熱心に見ている人が多かった。写真は白書院と忠臣蔵で有名な松之廊下の模型。
神田祭りの山車。東京に住んで15年になるが、まだ神田祭見たことが無い。今年は行こうかなと調べてみたら既に終わっていた。しかも隔年開催らしく次回は2017年5月orz。
歌舞伎の演目「助六」の舞台展示。左から助六、揚巻、髭の意休。「揚巻」の名から、いなり寿司と巻き寿司の組み合わせを「助六寿司」と呼ぶようになったとか。
企画展示室
5階の企画展示室では「発掘された日本列島2015」が7月20日までの日程で開催されていた。全国の遺跡発掘の成果をまとめたような展示だ。
人体文付深鉢。人をかたどった文様を持つめずらしいタイプの土器。レア度の違いはあるのかもしれないが、これが一般的な展示方法だろう。比較すると「アミューズミュージアム」の縄文土器の野ざらし感が際立つ。
土器なんかだと「背伸びした猿」という印象も受けるが、こういった小道具には「あっ人間だ」というインテリジェンスを感じる。
制作現場の再現模型。山や丘などの自然の地形を利用した窯だったらしい。
東京ゾーン
「東京都江戸東京博物館」という名前の通り、展示の半分は明治以降の東京ゾーンになっている。ただ江戸のイメージが大きくて、「東京の展示もあるんだ」という人が多い(気がする)。また、江戸ゾーンの疲れが見え始める頃で、もう帰りたくなるのが、東京ゾーンあるある。
初めて知ったがバロメーターとは気圧計のことらしい。”恋のバロメーター”などと使われているが、何故バロメーターなんだろう。”恋のメーター”でいい気がするが。
凌雲閣(浅草十二階)。60メートルほどの高さと言われているが、雲を凌ぐというぐらいだから当時としては相当な高さの建物だったのだろう。2階建ての家ぐらいの高さなので1/10スケールではないかと思われる。関東大震災で倒壊してしまったが、今では凌雲閣の10倍の高さを持つスカイツリーが同じ浅草に建っているのだから、なにやら因縁めいたものを感じる。