図書館デビュー

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今週初め、この地に引っ越してきて2年以上になるが、初めて近所の図書館に行ってきた。無職になって半年、かなりダラダラ過ごしてきたので、そろそろ勉強でもせねばと思い立ったからだ。

30半ばにして数学を学ぶ

データを眺めるのが好きで、自分の株式や資産はもちろん、ゲーム記録やセミリタイヤブログの動向、果ては実家の市町村(絶賛過疎化中)の人口増減などを記録しては、自己流で分析している。ただ、基本はフィーリングなので、ちゃんとしたデータ分析や統計学などを学んでみたくななった。折しも「ビッグデータ」というキーワードが頻出する今日この頃である。

しかしデータ分析などのサイトを覗いてみても説明に使われる単語の意味が分からない。その単語を調べてみると未知の概念にぶち当たる。最終的には数学の知識が足りていないと痛感した。

学生時代、数学の成績はほぼ5で、テストでも割と100点を取っていたのだが、工業高校レベルという但し書きがつく。微分積分も習っていないし、数式に出てくる謎記号(λとか)も分からない。データ分析に限らず数学の知識は何かと要求されるので、大分怪しい既知の部分を復習し、高等数学に挑戦しようと30を半ばにして思った次第だ。

ネットの利点・書籍の利点

今までであればネット通販やブックオフで安い本を探すのだが、節約と興味で図書館に行ってみることにした。家から徒歩10分とちょっと遠いが、運動不足がちの生活なのでちょうどいい。市内に複数ある図書館の中では支店的なポジションなので、それほど品ぞろえは豊富ではないが、必要最低限の書籍は揃っている印象。予想通りだがおじいちゃんばかり。

何かを調べる時にネットは便利だが、知識ゼロの状態で基本的なことから知りたい時や、体系的に学びたい時などは、1冊にまとまった本の方が優れていると思う。書籍で基礎的な知識、全体像を習得したあと、ピンポイントな情報や最新情報をネットで調べるのがよくやるスタイル。それに基本的な情報というのは大きく変わらないので、古本や図書館の旧本でも十分実用に耐えられ、コストがかからないのも魅力。

1回に20冊まで借りれるが、初回なので目的の数学本を2冊、雑誌「子供の科学」を2冊の計4冊を借りることにした。「子供の科学」は森博嗣が購読しているとのことで以前から興味があった。

驚異の自動貸出機

カウンターでも貸出可能だが、自動貸出機があったので使用してみた(子供の科学が少し恥ずかしかったのもある)。手がふさがっていたので、一旦本を機械に置いて、貸出カードをセットしてから並べ直そうと思ったのだが、カードを入れた途端に4冊を認識して処理終了になった。レシートにはちゃんと4冊のタイトルと返却期限が印字されている。本は重ねて置いたため、表紙のバーコードは1冊目しか読めないはず。背表紙の文字を認識した?仕組みは分からないがすごいテクノロジーだ。

デビューから数日経って

以前は返しに行くのが面倒だなと思っていたが、期限があるからこそ「読まなきゃ」という気持ちになる利点があるのに気付いた(買ったあと詰みっぱなしの本を眺めながら)。

超・超面白くて眠れなくなる数学

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