異世界ものとBライフ

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冬アニメを一通り見たけど、みんな異世界に行きすぎw

この素晴らしい世界に祝福を → 死後、異世界へ
ファンタシースターオンライン2 → 仮想現実のゲーム世界へ
灰と幻想のグリムガル → 気がつくと異世界へ
GATE 自衛隊彼の地にて斯く戦えり → 突然現れた門をくぐると異世界へ
僕だけがいない街 → 過去へ(これはちょっと違うか)

アニメ本編だけでなく、CMでも異世界、異世界言っててこの流れは今後も続きそう。今期だけでなく、少しさかのぼっても、オーバードライブ、アウトブレイクカンパニー、ノーゲームノ―ライフ等々、最近結構多い気がする。ゼロ魔あたりがはしり?よくある筋としては、オタクでひきこもりがちな主人公が様々な理由で異世界に飛ばされ、現実世界ではあまり評価されないゲームやオタクな知識を武器に成り上がって行く(ハーレムを築いく)というもの。

現実に疲れてどこかに逃避したい学生や労働者あたりのニーズが大きくなってて、異世界ものが大量生産されてるんだろうなぁ、と想像。僕も似たような思いをしたことがあるので。日付が変わる頃に帰ってきてテレビをつけると、くだらない現実から解放されて人生リセットした主人公が笑いあり涙あり(比率は9:1)でリア充している。楽ではないけど明確な目標とそれを実現できる力、そして個性豊かな仲間(主に美少女)に囲まれてたらそりゃ憧れるだろ。

そういう意味ではBライフと似ているかもしれない。森に小屋を建てて社会と距離を置いた暮らしはある意味「異世界」である。自分のことを知る人はなく、不便ではあるが生きるために本当に必要な仕事だけがあり、残りは全て自分のために使える自由な時間。何の役に立つのか分からない仕事に追い回されていた当時の僕は、寝太郎さんのブログをワクワクしながら読んだものだ。それは異世界ものを見る感覚と同じで、空想と現実、リア充とソロ充の違いがあるだけ。

Bライフや異世界ものの流行は、現実の生きづらさと逃避願望をよく現していると思う。

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