年の途中で退職した人の確定申告

昨年4月に退職してからというもの、年金・健保の切り替えや失業保険の申請といった無職ならではの手続きをその都度調べながらこなしてきたが、ラスボスともいえる確定申告が終わってホッと一息ついている春の昼下がり。

初めての作業というのと、年前半はサラリーマン、後半は無職という半端な年だったので、いろいろ湧き出る疑問点をネットや図書館で調べつつ、なんとか作成にこぎ着けた次第だ。

まぁセミリタイアした人なら誰もが通る道なんだろうけど(大晦日に辞めるって人以外は)。

2015年の収入と支出

確定申告は前年の「収入」と「支出」、その差分である「儲け」を申告するものである。これらの額を元に今年の各種税金が決まる。

では、その「収入」と「支出」を記入するにあたり、僕のステータス、2015年の過ごし方を簡単に紹介する。

改めて自己紹介

2015年4月に15年務めた会社を退職。その後は今日まで完全リタイア状態で、再就職・バイトなどはしていない。失業給付を受給していたが12月で満了。

2011年から日本株投資をしていて、そこそこの配当金と株主優待あり。株主優待で使用しないものはヤフオクで売却して生活費の足しにしている。リタイアと同時に開始した当ブログにはブログ広告を貼り付けているものの、引き落とせる額(8000円)にはまだ遠い。(泣)

2015年の収入

というわけで、2015年の収入は以下になる。

  • 会社からの給与(~4月)
  • 退職金 →申告不要
  • 失業手当 →申告不要
  • 株の売却益 →申告不要
  • 株の配当金 →申告不要
  • 株式優待をヤフオクで売った利益

退職金は退職控除でカバーできる額なので申告不要。失業手当も非課税のため申告不要。株は特定口座で取引しているため、証券会社がよろしくやってくれるので申告不要(分離課税)。

会社からの給与を給与所得、ヤフオクの売却益を雑所得として確定申告書に記入した。

2015年の支出

2015年の支出はこんな感じ。

  • 給与から天引きされた厚生年金・健康保険料(~4月)
  • 自分で払った国民年金保険料(5月~) →全額免除
  • 自分で払った国民健康保険料(5月~)
  • ヤフオクにかかった経費
  • 地震保険

年途中で退職したため、厚生年金と国民年金、会社で加入していた健康保険と国民健康保険が混在している状態だが、まとめて社会保険料控除として記入する。もっとも、国民年金は失業の特例免除を受けているので0円だが。

年金の特例免除を申請する
国民年期の納付通知が4月分、5月分と相次いで届いた。今の時期は株主優待の封筒が毎日届くので、「次はどこの企業かな?」と期待して手に取るとガッ...

国民健康保険は2015年に支払った額を記入。いつも期限間際に支払っていたので12月分までしか払ってない!まとめて払っておけば還付金がもっと増えたのに惜しいことをした。自分がいくら支払ったのかは、役所に電話すれば教えてくれる。

ヤフオクのシステム手数料、送料、ネット費用などを雑所得の経費として記入。5年契約の地震保険は、年末に保険会社より送られてきた2015年分の控除証明書の保険料額を記入する。築30年以上の古マンションのため7000円程度の保険料だが、少しでも所得を押さえたいので手間を惜しまず。

強気に郵送提出

出来たのが3月頭だったので、もし訂正・再提出になっても締め切りには間に合うだろう。ということで初めての作成にもかかわらず郵送で提出してみた。捺印、返信用封筒の同封を忘れずに。

約1週間後、税務署確認済み控えが返送されてきたので多分問題なかったんだろう。ここでやっと肩の荷が降りた。

来年も白色確定申告

ヤフオクでの儲けは大した額ではないので、青色申告で事業所得にすれば全て非課税にできるメリットがあるが、国民年金の失業特例免除が受けられなくなる恐れがあり(調べたがよく分からなかった)、結局開業届は出していない。

今年のすごし方としては、

  • 期限の長い(来年まで有効な)株主優待はヤフオク出品を来年にずらしてヤフオク利益を減らす。
  • 給与所得控除の範囲でバイト。

って感じで、今年は小遣い程度の稼ぎに留めて、来年の確定申告では所得税非課税世帯の低みを目指したい。

それに伴い、国民年金も「失業者だから」ではなく「貧乏人だから」に免除理由が変わる→開業届提出が出せる→青色申告でヤフオクの儲けを非課税に→2017年は溜まった株主優待を売りまくる。という皮算用をしているが、果たしてどうなるやら。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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