誰だよ、さだかや怖くないって言った奴…

WS000234

騙された…普通に怖えーじゃねーかよ…

リング・らせんは学生のころ見たけど、呪怨は怖すぎるって噂にビビッて未視聴。でも、「大丈夫。さだかやはホラーじゃなくてエンタメだよ」なんてツイートにのせられて、AVPみたいなノリを想像して見に行ったら…普通に怖かったよ。特に伽椰子パート。

感想

有里

メンタル強すぎ。初めて入るジャンク屋でほこり被ったビデオデッキ買ってくし、夏美の呪いを肩代わりするため自ら呪われにに行くし、鈴花と有里のどちらかが死ぬ、なんて究極の選択にノータイムで「私」と言っちゃう娘。

生への執着が少ないのか。自分が引き起こしたという責任感か。それとも、ここで止めないと(夏美パンデミックによって)どうせ皆死ぬ、という合理的な考えからか。

結局みんな死んじゃうので、多くの見せ場を作れた有里が一番の勝ち組?

夏美

メンタル弱すぎ。除霊が大失敗に終わった後、有里に大丈夫?と聞かれて「大丈夫なわけないでしょ」。まぁ分かる。自分を助けるために4人も死んじゃったもんな。そう続くんだと思っていたら「私死んじゃうんだよ」って自分のことばっかりかよ。

呪いのDVDを手に持ってた時は、結婚式のDVDとすり替えたのかと思ったら、予想の斜め上を行ってた。機械音痴だけど動画サイトへのアップは出来るんだな(しかも有里のPCからw)。赤信号みんなで渡れば怖くない、と被害を拡大していくスタイル。今回のA級戦犯1号。まぁ人間追い詰められると最後は皆こんな感じかもしれんが。

森繁先生

かわいそう。

経蔵

ツンデレ。守銭奴と見せかけて困ってる人をほっとけないタイプ。結婚式のテープもDVD化してあげるし。パレットプラザにでも持ってったのか。世間ズレしてそうで意外と庶民的。夏美がもう少し情強なら、こんな大事にはならなかったのだが。

「もう経蔵にしか手に負えない。」と最後の希望を託され、中盤まではその片鱗を見せるが、除霊の力はあっても知略はお粗末で、計画がガバガバなうえ見切り発車。まさに生兵法は大怪我のもとって感じで、A級戦犯2号。

クライマックスの「どちらかには犠牲になってもらう」のサラっと感が好き。めっちゃ大事なことなのにな。

珠緒

この子だけ橋田寿賀子のドラマみたい。盲目なので白杖を使ってるけど、杖に当たらない障害物もひょいひょい避けてく違和感。霊感のおかげ? 経蔵同様、中盤までは有能っぽく見えたが、最後は鈴花と一緒に泣きわめくだけで「おいあんた。こっちは高いカネ(人のカネだけど)払ってんだぞ」と言いたくなる。

鈴花

脅かすバリエーションも少なく登場人物多めでワイワイやってる印象の貞子パートに対し、基本的に鈴花ひとりで被害担当する伽椰子パート怖すぎ。有里や子供たちと違って鈴花に落ち度はなかったが、伽椰子に気に入られるという完全なとばっちりで、今回一番の薄幸少女。

ただ、友達が学校でタロット占いやっちゃう娘だったり、その素地は整っていた感じ。自らは特にアクションを起こさず伽椰子に経蔵に振り回され続けた末の最期は、かわいそうだが運命と言う他ない。

全体

PUTITTO SERIES (プティットシリーズ) / PUTITTO「貞子vs伽椰子」 BOX

「VS」なんて煽ってるわりにはなかなか戦わないさだかや。結局戦ってたのは最後の10分ぐらい。もっとガッツリバトルしてほしかった。

普段なら絶対に会いたくないが、伽椰子のホームグラウンドで何時襲われてもおかしくない状況では「貞子はやく来てくれぇぇぇぇぇ。 !?。 よっしゃ、よう来てくれた」と思わざるを得ない。

結構笑ってるひとがいたけど、そんなに面白い? ツッコミどころは多いけど、声に出して笑えるほどではなかった。どうも笑いのツボがずれてるみたい。ジェネレーションギャップか、初見と2回目以降の差か。「さだかや笑えた―」ってツイートがまわってるから「とりあえずわろとけ」という感じがしなくもない。

本当は空いてる平日に見たかったけど、タイミングが合わなくて休日の渋谷に。箱が小さい(100席ない)こともあって、僕でちょうど満席だった(危なかった)。まぁガラガラの劇場で観るのも怖いし、ちょうど良かったのかな。最前だったので肩がこったけど。

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