映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」感想
東京テアトルの株主優待を使用して「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」(以下、KINGSGLAIVE)を見てきた。これで優待券はあと2枚。期限は7月末。
http://nojob-diary.com/2016/02/03/post-1993/
FFシリーズは8までしかプレイしてない。しかも8は途中で止めて未クリアだし、7は未プレイで、結局クリアできたのは6が最期という浦島太郎状態で視聴。
まず感じたのがCGの凄さ。「きれい」という意味では、結構前から感じることはあったけど、「ほぼ実写」とまで感じたのはKINGSGLAIVEが初めて。まず質感ですごくリアルで、特に車や肌のツヤとか本当にリアル。また、モーションや表情も自然で、CGっぽいぎこちなさがない。
1936年生まれ。第56回アカデミー賞助演男優賞受賞。(wikiより)
とか言われたら信じちゃうんだけどw。しかも動画でも最初から最後までこのクオリティだから恐れ入る。
最近の実写映画がCG使いまくりだから余計にそう感じるのかもしれない。CGは実写っぽく。実写はCGっぽく。お互いが歩み寄って融合したのがKINGSGLAIVEという印象。
この手のCG映画って、映像は綺麗で迫力があるけど時間は40~60分ぐらいで、映画と言うよりは映像作品みたいなのが多い印象。観ているのも物語ではなく技術の進歩みたいな。まぁ全方位に拘った結果、中途半端な作品になるよりは、1方向にステ全振りした「直線番長」の方が面白いし、見どころも分かりやすいので、それはそれでアリだと思うけど。
そんな頭だったので、上映時間:2時間というのを見た時はかなり意外だった。実際観てみると、しっかりした設定があり、それが劇中で上手に示されながら話が進んでいくので、コアなFFファン以外は置いてけぼり、ということもなかった。
反面、前述の通りFF6で止まっているせいか、あまりFFの映画を観ているという印象を受けなかった。主な舞台はビルが林立する都市の中で、敵もモンスターより同じ人間を相手にしていることのほうが多い。僕がFFで連想する要素(チョコボ、ポーション、魔法など)はあまり出てこない。ずっとFFをプレイしている人には違和感ないのかもしれないけど。
特に魔法は、魔法使いが使うような(ファイガとかケアルとか。もしかしてもう古い?)のはほとんどなく、剣での戦闘を補強するような使われ方が主で、数回の戦闘シーンと説明的なシーンを観てやっと理屈が理解できた。個人的にはかなり斬新で面白かったが、実際にゲームをプレイすると難しそうだなと思った。RPGよりもアクション性のほうが強そう。
FFXVユニバース
濃密な2時間ではあったけど、敵の侵攻を一時的に退けただけで問題山積みのまま終幕となったので、続編があるのか?そもそもこの映画はどういう位置づけなのか?と気になって調べてみると、FFXVユニバースという大きな世界観があって、映画はその中の一部らしい。
ゲームはまだ発売前(9月発売)だった。映画が都市を舞台にした王の物語なのに対し、ゲームの方はその都市を脱出した王子の物語。トレイラなどを観てみると、郊外でチョコボに乗ってたりモンスターと戦ったりしていて、ゲームのほうが僕のFF像に近い。ちょっと遊んでみたいけどPS4かXBOX ONEでしか出来ないみたい(どちらも未所持)。
PS4かー。PSVRと同時期に新型が出るみたいだから、まだ買えないなぁ。でも、PS3の性能では足りないという点は、本当の意味で次世代の作品が出てきたなぁという感じがする。あと流石にゲームのほうはCGっぽい作りだった。あの映画クオリティのゲームが出来たら、もう現実は不要になりそう。
あと、映画やゲームの前日譚的なアニメ(BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV)も3話ほど公開されている。いずれも10分超えで見応えがある。
同じキャラクターや戦闘シーンでも、映画、ゲーム、アニメで表現がかなり違うから面白い。特に2話が衝撃だった。王子が子供の頃の話だけど、思いっきり日本。そして思いっきり普通の中学校w
KINGSGLAIVEでも道路標識に漢字が使われててちょっと気になったけどそういうことなの? こんな現実的な社会が構築されている一方で、モンスター相手に剣と魔法の戦っている中世みたいな面もあるのがかなりシュール。低級モンスターなら奥多摩でも出そうw
来場特典
ルナフレーナのミニ色紙。第一弾ってことなので、このあと続くんだろうな。
株主優待での観賞なので期待してなかったけど、普通に貰えた!うれしい!何か変わったのか聞いてみると、作品によって異なるらしい。サンキュー、スクエニ。特典次第で、もう1回見てこようかな。