電気ケトルの泣き所「保温性」をステンレス水筒で補う

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以前は電気ポットを使用していたが、一時期、紅茶に嵌ったのがきっかけで電気ケトル(ティファールの0.8L)にくら替えした。紅茶に使うお湯は汲みたて沸かしたてが良いらしい。ちなみにローゼンメイデンの影響 ( ̄▽ ̄;)。洒落たカップ&ソーサーもあるよ。

電気ポットと電気ケトルの比較

話が逸れた。電気ポットと電気ケトルのメリットを比較すると大体こんな感じだろうか。

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メリットの数だけ見ればケトルが圧倒的だが、ポットには「いつでもお湯が出る」という最大のメリットがある。ポット派の人は、デメリットが多いのは承知しつつ、それでもこの一点に高い価値を感じてポットを使っているんだろう。気持ちはすごくわかる。冬場は特に。

さて、ポットのメリットをケトルのデメリットに置き換えてみると、初回とそれ以降の2パターンがあると思う。

・使う度に給水して沸かす必要がある
・沸かしてもすぐ冷める(保温性が低い)

1つめはまだ許容できる。沸かしたての新鮮なお湯が使えるというメリットのトレードオフでもあるからだ。

ただ2つめが結構不便だ。具体的には、焼酎のお湯割りやお茶を飲むために沸かして、さて2杯目と思った時にはもう冷めているのである。なので再び沸かさなくてはならない。

大した時間はかからないとはいえ、いちいち電源プレートまで戻らねばならず、その行ったり来たりがめんどくさい。沸かした後は自由に置き場を選べるというケトルの利点もこれでは半減である。

電気ケトル+ステンレス水筒

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その解決策として有用だったのが「ステンレス製の水筒」。サイズは0.8Lでちょうどケトルと同じ容量。会社に持っていくにはデカすぎる完全に行楽用の水筒で、ここ数年出番がなかったが思わぬ形で日の目を見た。使い方は至極簡単でケトルでお湯を沸かす→水筒に移す→水筒からお湯を注ぐ。だけw

自宅で行楽用の水筒からお椀やカップに湯を注ぐ様はシュールであるが、慣れるとかなり便利。いつでも熱いお湯が使える以外にも思わぬメリットがあった。

・ケトルよりスリムなのでテーブルの場所をとらない
・倒れてもお湯がこぼれない
・お湯を注ぎやすい

2つ目は特に子供のいる家庭ではポイントが高いのではないだろうか。そういう家庭は水筒もたくさんあるだろうし。個人的には3つめがかなりイイ感じ。僕が下手なだけかもしれないが、ケトルから注ぐと結構な割合でテーブルを水浸しにしてしまう(もう何年も使ってるのに!)。水筒からだとそんな事はないし、少量ずつ注げるのでコントロールしやすい。

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注ぎ口をつたってよくこぼれる。特に注ぎ始めと終わり。

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水筒はド安定。

具体的な使用例

僕の場合は夜に大量に沸かして使うことが多い。

①ケトルいっぱいのお湯を沸かして水筒へ。

②インスタント味噌汁へ。

③食後に焼酎のお湯割りorお茶。

沸かしてから数時間ぐらいはほぼ熱湯として利用できる。

夜沸かしたお湯は朝の時点で70℃ぐらいで熱いことは熱いが熱湯というほどではない。インスタントコーヒーやスープに使うには少しぬるい。僕の場合は、作り置きしていたゆで卵を温めるのに使ってる。1回のお湯交換でホクホクのゆで卵が食べられる。

①冷蔵保存しているゆで卵をカップに入れお湯を注ぐ。

②朝食準備。(パンを焼いたり、コーヒー入れたり)

③ぬるくなったお湯を変える。

④朝食スタート。

⑤朝食の後半頃には、ゆで卵が食べ頃に。ウマー。

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ステンレス製のカップやタンブラーを使えばゆで卵に効率的に熱を伝えられる。

ちなみにこのゆで卵もケトルで作ってる

①ケトルに生卵5個と水を入れる。

②沸騰後12分放置(やや完熟め。この辺はお好みで)

③お湯out水in。2回ほど繰り返して粗熱をとる。

④冷蔵庫で保存。5日ぐらいなら普通にもつ。

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さいごに

実はコレ先日帰省した時に教わったテクニック。実家の場合は電気ケトルではなくストーブ+やかんだったが。朝ストーブの余熱でお湯を沸かしては水筒に退避して、食後や昼は水筒のお湯を使うというスタイル。田舎=ローテクのイメージだが、なかなか侮れないw。以前どこかで見た、低料金の夜間電力で氷を作って昼はその氷で保冷する省エネ自販機を思い出した。

保温機能付き電気ケトルもあるようだが、値段も高いし常に加熱して温度を維持するんならポットと変わらない。まったくのゼロから購入するのなら選択肢のひとつかもしれないが、既にモノが揃ってるならこの組み合わせは超オススメ。

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