A3クリアブックを比較(100均vsプラスvsナカバヤシ)
雑誌付録のA3ピンナップを保管するのに100均(ダイソー)のA3クリアブックを使用しているが、ポケット表面のざらざらが気になっていた。少し高いがメーカーのクリアブックならもっとキレイなのでは?と思い、1000円未満のクリアブックを2種類購入したので100均のものと比較してみた。
比較対象
左からダイソー(FICHIER GLOSSYと書いてある)、プラスの「FC-102EL NV」、ナカバヤシの「CB1012B-N」。
プラスは聞いたことが無いが、日本の文具メーカーみたい。ナカバヤシは聞いたことあるぞ。
今回購入したメーカー品は20ポケットで、100均のは10ポケットなので、価格差としては100均の2.5~4.0倍程度。他にもメーカー品はあったが(コクヨとか)、1000円越えだったので100均と比較する対象としてどうよ?と思い、敬遠した(家がクリアブックだらけになるよ)。
ダイソーのA3クリアブックは3種類
ちなみに(家の近所の)ダイソーには他にも2種類ほどA3クリアブック(全て10ポケット)があり、今回代表で比較するのは一番縦横が長いタイプ(右のやつ)。真ん中のはサイズ的には劣る(A3ピッタリ)が背幅が広いタイプ。左のは長所がなさそうだが、使ってみると紙が入れやすい(静電気でくっついてない)という長所があった。実に一長一短である。
サイズ
■外寸
ダイソー:縦454×横327×背幅8mm
プラス:縦431×横328×背幅15mm
ナカバヤシ:縦432×横328×背幅16mm
高さはダイソーが頭一つ大きい。横幅はほぼ同じだがダイソーのは外寸とポケットの大きさがほぼ同じで、A3が余裕を持って入るサイズになっている。
メーカー品はA3がピッタリ収まるサイズで、微妙に縦の長いピンナップもあるので、その場合ははみ出してしまう。横に長い場合は入らないが、あまりそういうケースは見たことない。
サイズ面では100均製が優秀というまさかの結果で少々ガッカリ。
フィルム品質
さて肝心のフィルム品質。同じ映画のチラシをファイリングして比較してみた。
※クリックで拡大。ちなみにデカいよw
左上から生、ダイソー、プラス、ナカバヤシ。うーん。あまり違いが感じられない。パッと見ではダイソーも十分キレイ。
ただ、ナカバヤシが一番透明度が高いように感じる。海の青や髪の暗い部分など濃い色がそのまま出ている。黒が沈んでいる印象。写真では表現しづらいが、目視での感想。
次に表面のざらつきが目立つ、光が反射するケースで比較してみた。3つともざらつきはあるが、メーカー品はややマイルド。
以下、個別に確認していく。
ダイソー
光が強く当たっている箇所はもちろん、それほど強く当たっていない箇所もざらつきが目立つ。広範囲にざらついている感じ。また光の反射も強く、3つの中では一番「まぶしっ!」ってなる。
ざらつき以外では、キズや折れ目が付きやすいのも減点ポイント。もともと付いてる傷や、ポケットが静電気でくっついているのでフィルム同士をを剥がす(息を吹き込んだり、定規を往復させたり)必要があり、その際に付いたりする。
というかその剥がす手間も結構な減点ポイント。
プラス
光が強く当たっている箇所はざらつきが見えるが、他はそうでもない。
ざらつき以外では、縦方向に伸びるしわが気になる。撮影前に伸ばしてみたが結構残る。
紙の出し入れはし易い(静電気でくっついてない)。ただ、しばらく使っていると表紙が帯電?(下敷きをこすった時の感じ)して、チリが付着していた。
ナカバヤシ
プラス同様ざらつき局所的で、しかもかなりマイルド。角が取れている感じ。表面を触った感触からも実感できる。
また、しわも少ない。唯一中紙があるタイプだが、中紙を抜いてみてもしわはほぼ無かった。
紙の出し入れはし易い(静電気でくっついてない)。表紙も(今のところ)帯電せずきれいな状態。
個人的にはフィルムの品質はこんな感じ。
ナカバヤシ >> プラス >>>> ダイソー
まとめ
ナカバヤシはamazonでは800円だが定価は1700円なので、プラスよりも1つ上のクラスの商品なのかも。プラスは商品名「スーパーエコノミー」からして低価格で並の品質を狙っているような感じだし。
結局価格の差がそのまま品質の差になっていると言える。なのでコスパ的にはどれも同じ。松竹梅。予算や用途に合わせお好きなものをどうぞ。
観賞用としてはナカバヤシ。愛情の薄い2軍用ならプラス。保管用ならダイソーという感じか。