ライザップの割引券(SDエンターテイメント株主優待)について問い合わせてみた

3月決算会社の株主優待もあらかた到着したが、その中でSDエンターテイメント(4650)の優待にちょっと気になるモノがあった。当初は映画館やゲーセン、フィットネスなどの関連施設で使える優待券を目当てに保有していたのだが、優待カタログをめくっていると、15000円相当(600株保有株主向け)のコースに以下の商品があった。

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「ライザップ」10%割引券

一般的なジムに比べてかなり高額だが、芸能人を起用したインパクトのあるCMが功奏して、右肩上がりで規模を拡大している。参考料金には入会金5万円、ボディメイクスタンダードコースで30万円とある。入会金は対象にならないとのことだが、コース料金だけでも3万円浮くことになり、なかなかお得な印象を受ける。

ライザップに他の割引はないのか?

15000円相当の優待として掲載されているが、この10%割引券の実際の価値はどれ程なのか。他に割引制度が存在しないか調べてみた。

ネットで調べた限りではライザップに割引は存在しないようだった。おそらく当優待と運営元の健康コーポレーション(2928)の株主優待が唯一の割引制度となり、それなりの価値はありそうだった。

割引制度ではないが、紹介キャンペーンというものを定期的に行っているようだ。つい先日(6月末)までの紹介キャンペーンでは、だれかの紹介で入会すると5万円分のライザップで使える(入会金や商品の購入に使用できる)金券が貰えるという内容だった。

詳細を問い合わせてみた

以上を踏まえて、疑問点が3つある。

疑問点1:使用できるコースは?

ライザップの料金プランはシンプルで以下の3つのコースが存在する。

・ボディメイク スタンダードコース(298,000円)
・ペア スタンダードコース(398,000円)
・ボディメイクプラスコース(498,000円)

ボディメイク スタンダードコースでは3万円だが、ボディメイクプラスコースでは5万円浮くことになり、お得度が違ってくる。

疑問点2:紹介キャンペーンと併用できる?

紹介キャンペーンではライザップでしか使えないが5万円分の金券が貰える。10%割引券と併用できるなら問題ないが、併用できないとなるとどちらが得かは微妙なラインになる。

疑問点3:他人に譲渡できる?

これが一番大事~♪

SDエンターテイメントへの問い合わせ結果

疑問点1:使用できるコースは?

回答:ボディメイク スタンダードコース(298,000円)のみ

疑問点2:紹介キャンペーンと併用できる?

回答:不明。ライザップに問い合わせてください。

疑問点3:他人に譲渡できる?

回答:不明。ライザップに問い合わせてください。

ライザップへの問い合わせ結果

疑問点1:使用できるコースは?

回答:全てのコースで使用できる。

疑問点2:紹介キャンペーンと併用できる?

回答:併用不可。得だと思う方をどちらか選んでください。

疑問点3:他人に譲渡できる?

回答:出来ない。株主本人のみ。

まとめ

疑問点1でいきなり両者回答が異なり、おいおい大丈夫かと不安になる。普通に考えればライザップ側が正なのだろうが。いずれにしても、疑問点2、3が不可であるということで、かなり使い勝手が悪いことが分かった。

過去のオークションを調べてみると、10%割引券が1件だけ出品されている。

RIZAP(ライザップ)10%割引券 ボディメイク2ヶ月 健康コーポ優待

去年の健康コーポレーションの方の優待だが、ここでは「譲渡できる」となっている。画像を見る限りSDエンターテイメントとまったく同じ内容(というかカタログ自体が同じっぽい)に見えるのに妙な話だ。

両者に共通しているのはオペレーターが10%割引券について理解できていないところ。質問する度に「確認します」と間が空く(ライザップ側は折り返しになった)。というか全然詳細が決まっていないような印象を受ける。その時の担当者によって、内容が変わりそうで非常に怖い。

ということでヤフオクで高値で売れるのでは?という企みは見事に砕かれた。当初の予定通り、SDエンターテイメント施設の優待券を選択しよう。

最後に

あまり使えない株主優待という感じだが、ライザップへの入会を考えている人には、ひとつの選択肢となるのは事実。紹介キャンペーンがお得といっても、知り合いが入会していないといけないし、ライザップ体験ブログで「紹介させて!」というのも結構見かけるが、取り分とか揉めそうでちょっと怖いし、あやしい。

担当者によって内容がコロコロ変わりそうということは、逆に言えばこちらに有利な条件で割引券を使用できる可能性もある。いずれにしても事前にライザップ側に10%割引券の内容を確認してから、落札あるいは優待権利の取得をするのがよいだろう。(もちろん後でひっくり返されないよう、言質は十二分にとった上で)。

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