第11回IBJ株主総会(2017)~今どきの結婚観やIBJでの婚活の流れなど~
日時:2017年3月27日 10時~
場所:KITTE(丸の内)
概要
婚活サイトを核に各種婚活サービスを提供。直営で結婚相談所、成婚カップルの送客事業を強化(四季報オンラインより)
印象
質問が全くなく総会自体は20分ほどで終了。総会終了後は成長戦略についての説明会となったが、これがなかなか面白かった。
未婚率の上昇は待機児童より大問題
・生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことが無い人の率)がここ20年で2倍以上に。
・初産の平均年齢が初婚の平均年齢を上回るのは日本だけ。
結婚するよりも先に子供が出来るのがグローバルスタンダード。
それだけ「結婚」というものを大事にしていると言える。
以上の2点のから、日本では未婚率の上昇が少子化に直結する構造になっている。マスコミがよく取り上げる待機児童問題は実は東京、大阪等の都市部でしか問題になっておらず、未婚率の上昇のほうがよほど深刻な問題。
なんだ。性の乱れが~ってよく騒いでるけど、やっぱり日本人は生真面目だったのかw
なぜ結婚しないのか?
未婚率は上昇しているが、「いずれは結婚したい」という人は20年前と変わらず9割を超えている。ではなぜ結婚しないのか?
「良い人がいない」という回答が約4割。言い換えれば出会いの場が少ないとも言えるが、出会いの場を提供すれば解決するかと言うとそうでもない。
今の若者は恋愛自体が面倒と考えている人が多い。また、未婚者の半数以上が恋人がおらず、今の社会は恋人がいないのが普通の状態になっている。
「良い人がいない」という回答の割合は20年前とあまり変わらない一方で、大きく増えているのが「異性と付き合うのが苦手」という回答。
以上のことから、IBJでは出会いの場を提供するだけでなく、会員へのサポート(おせっかい)を手厚く行うことが重要と考えていて、そこが同業他社との大きな違いとのこと。一例を挙げると、
・ファッション、デート
・メールの送り方
・両親との顔合わせ
・ポロポーズ
etc
まさに至れり尽くせり。デート・ア・ライブみたいw
直営店は10店舗ぐらいしかないので、提携する結婚相談所を通じてのサポートになる。ただ、本社にて虎の巻を作成して、その内容に沿った均質なサポートがどの相談所で受けられる。
IBJでの婚活の流れ
①入会したらまず面談
希望するパートナー像をヒアリングして、成婚退会の時期を決める。
②仮交際
気になる人が見つかったら、とりあえずデートしてみる。
あくまで仮なので、並行して別の異性と仮交際してもOK。
③真剣交際
結婚を考えてもよい相手が見つかったら真剣交際へ。
このフェーズになると他の異性との関係は全て絶ってもらう。
世間一般での彼氏彼女の関係。
④成婚退会
IBJにおける成婚の定義は婚約。
親同士の顔合わせも終わって、あとは結婚するだけという状態。
仮交際ってのがいいね。一人ずつパートナーたり得るか確認してたら時間がかかって出会いの数も減ってしまう。かといって相談所の仲介なしでバレたら浮気だっ!て揉めそうだし。お互い相談所に登録して「仮」ということに同意しているからこそ成立する関係。
世間では「友達以上、恋人未満」って言われてる関係だけど、実際自然にそんな関係の中でじっくり恋人を選べる人間なんて一部のリア充だけだよねぇ。というか都市伝説でしょ?
成婚の定義はサービスによってまちまちで、IBJは婚約をもって成婚としているが、真剣交際をもって成婚としている会社もあるので、他社間での成婚率の比較はあまり意味が無いらしい。
結婚願望はあるが結婚相談所は使いたくない
アンケートをとると、7割以上の人は婚活サイトや相談所に対して抵抗を持っている。
そういう層には婚活色を薄めたイベントでIBJに興味を持ってもらって、最終的には入会につなげたいとのこと。
・スポーツ観戦
・格闘技観戦
・暗闇コン
etc
スポーツ観戦なんかは割とオーソドックス。好きなスポーツを一緒に観戦したり楽しんだりしていれば恋愛に発展していくこともあろう。って格闘技も?(社長も困惑してたw)
面白かったのが「暗闇コン」。目隠しした状態で行う合コンで(仮面舞踏会かな?)、かなり人気らしい。外見ではなく内面の魅力で勝負!って感じだろうか。似たようなのでマスクコンと言うのもあるらしいが(これは…地雷を踏みそうw)。
僕も抵抗がある7割の方なので、婚活業界の一幕が見れて面白かった。
KITTE(JPタワー)初めて来た。
お土産
銀座菊廼舎(きくのや)の赤丸缶。
なんだコレ可愛いぞw