上田城へ行く

信州旅行2つめの目的地は長野県・上田城である。こちらは真田幸村の城として有名。相当な城好きに思われているかもしれないが、この2つは友達のリクエストである。とはいえ歴史ある建物が好きで、自分のリクエストは寺社仏閣系。なのでお城めぐりもやぶさかではない。

昨日から「ですます調」をやめてみた。ブログをはじめて1週間以上経過したわけで、ここまでお付き合いしていただいた方はもう友達だよねということで。

僕たちは…ズッ友だよ!!  (ゝω・)キラッ

えちごトキめき鉄道・しなの鉄道

ということで上田城のある上田駅に移動する。直江津から上田には、3月14日まではすべてJRで行けたのだが、3セク転換により以下のような経路となる。

経路路線運賃
直江津→妙高高原えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン670円
妙高高原→長野しなの鉄道・北しなの線830円
長野→篠ノ井JR・信越本線200円
篠ノ井→上田しなの鉄道・しなの鉄道線570円
小計JR200円
第3セクター2,070円
合計2,270円

18きっぷを使用出来れば、この区間だけで元がとれたのだが…。このよう事情があったため、格安旅行ではあるものの、夜行バスを選択した次第。(それでも十分に安いのだが)

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直江津駅の改札を見るとsuicaが使えそうだった。使用できるか駅員に聞いてみると「南側では使用できない駅が多いので、できれば切符がよい」とのことで、新潟にも南北問題が存在するようだ。あと「南側」という表現が面白い。直江津は東西に延びる路線と、これから乗車する長野方面に行く2路線が交わる駅だ。地元の人も「南の電車に乗って~」とか言ってそう。こういう地元の事情や風景が垣間見えると旅気分がぐっと増す。

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高い高いと文句ばかり言っているが、車窓からの景色はなかなかのもので、乗る価値あり。まず右側に北アルプスの山々が見えてくる。晴れてたら奇麗だろうなぁ。そして冬に逆戻りしたかのような銀世界に突入した。春日山で雪が残ってる!すげえ!とはしゃいでいた自分に苦笑。

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妙高高原駅はその名前から、駅の前に高原が広がっていて、乗り換えの間にソフトクリームでも買おうかなどと話していたら、全然そんなことはなかった。寒いので駅前の売店を覗いて早々に電車に戻った。気温は高原の名に恥じない低さである。ただ宿泊したホテルのテレビで知ったのだが、その日は東京でも季節外れの雪が降るほどの寒さということだったので、相対的には妙高の方が暖かかったのかも。

上田に到着

上田駅

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そんな具合に4路線を乗り継ぎ、昼過ぎに上田駅へ到着。新幹線も止まるなかなか立派な駅だ。その分が運賃に反映されているのかもしれないが…。

昼食(食事酔房 北海道)

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遅めの昼食を「食事酔房 北海道(上田店)」でとった。駅と上田城の中間にあって利用しやすい。ご当地料理はないが、アトム(7412)の株主優待が使える。ちなみにアトム系列の店舗なので、先日北海道(居酒屋の方)で使用していたコロワイド(7616)の優待は使えない。逆にコロワイド系列の店舗ではアトムの優待が使える。このようにアトムだと両方使えるので、東京での普段使いにはコロワイドのほうを意識して使用している。ただ今回の旅行でアトムの優待を利用したのはここだけである。店舗はそれなりにあるのだが、どれも駅から離れていて利用しづらい。やっぱり地方は車社会だよなぁ。

上田城

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で上田城である。上田駅から徒歩10分程度と鉄道旅行者に優しい場所にある。入り口に広い駐車場があり平日にもかかわらず大型バスが3台ほど止まっていた。公園内も観光客と地元の方が入り混じって賑わっていた。春日山城の観光客一人!と比較すると雲泥の差である。もっとも時間帯、天候、桜見頃、まつり初日と比較条件がフェアでないが。

櫓が残っていて入れるのもポイントが高い。上田市立博物館も見学できる共通券が大人250円。以前は山本鼎記念館にも入れる三館共通券だったそうだが閉鎖され二館になったようだ(HPは三館共通券のままだが…)。ただ来年の大河が「真田丸」に決まったことで、博物館の別館としてリニューアルが検討されているとのことである。櫓は4月~11月の間しか入れないとのことで、タイミングとしては丁度よかった。

真田神社

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城と神社はセットなのだろうか。春日山城に上杉謙信を祀る春日山神社があったが、ここ上田城にも真田昌幸・幸村を祀る真田神社がある。御朱印をいただいた。300円。

神社の御朱印を集めている。寺院にも御朱印はあるが拝観料がかかるところも多く、御朱印とセットだと1000円近くかかることもあるので神社に絞っている。お守りやお札もほとんど買わないし、賽銭も少額なので、拝見させてもらったお代として御朱印代を払っている感じだ。筆で字を書く所作を見るのが好き。たまに○○神社の印を押して端に日付だけ書く神社があって、ちょっとガッカリする。ちなみに御朱印帳は明治神宮が御朱印とセットで1000円とお得。(御朱印だけだと500円)

上田城櫓

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2階建てでスペースも広くないため、展示物も少ない。値段相応といったところ。撮影可。火縄銃のレプリカがあり、記念撮影ができる。写真の火縄銃は本物なので触ったらダメだよ。

上田市立博物館

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2階建てのこじんまりとした建物。撮影不可。休憩スペースのストーブが嬉しい&懐かしい。1階は上田城の歴代城主ゆかりの品や、地元出身でカン研究の草分け的人物である山極勝三郎博士のコーナーがある。2階は風俗的な資料と化石・岩石のコーナー。化石岩石によってかろうじて「博物」館を名乗っている感じ。(実態は歴史資料館といった感じ)

大手門、堀

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時代劇のロケに使用されそうな立派な門。満開の枝垂桜がよく似合っている。最近どこの城でも見かけるおもてなし武将隊(一人だったが)とシャッターマンなる写真を撮ってくれる人がいた。まつりの一環だろう。曇り空だが素材がいいためかなかなか良い写真が撮れたと自画自賛。堀の水も乳白色で奇麗だった。

上田市観光会館(お土産屋)

バランスよくツボを押さえたお土産屋だった。菓子、地酒の定番品に加えて、上田紬などの民芸品もあり、真田氏グッズもある。真田氏グッズはバリエーションが豊富で、デザインも現代風なので普段使いできそうなものが多かった。武将グッズは腐女子御用達(偏見)みたいなものを想像していたので良い方向に裏切られた。浅草などによくある外国人向け土産も多かったが、日本人でもクスリと笑えて、浅草よりレベルが高い印象を受けた。ここではタオルを購入。菓子は配る先が無いことに気づき買わなかった。(そういえば無職だった)

 宿・夕食

18時ごろ長野まで戻って予約したホテルにチェックイン。ツインで一人当たり4000円足らずの安宿だが、風呂とベッドと充電ができれば文句なし。昼過ぎには宿に入ってのんびりする上質な旅にも憧れるが、観光地を詰め込んでしまう性分である。友達の万歩計アプリでは歩行距離20km!となっていた。春日山ではかなり歩いたからなぁ。普段あまり運動しない自分にとって、旅行はエクササイズに近い。

ご飯は近くのイトーヨーカドーで調達した。20時前だったが、お寿司と焼き鳥が半額だった。ここ数日薄かった無職色を出してみました。旅館等で懐石料理に舌鼓というのもいいけれど、こういった晩酌も楽しいものだ。

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次回予告

次回は戸隠神社です。

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